吉原おいらん道中
いのまた雅人
これも去年の秋の話なんだけど、同業の顔屋さんに頼まれて吉原おいらん道中の仕事のお手伝いをしました。
私達顔師は、忙しい仕事の時は、同業者に助っ人を頼み助け合います。
お手伝いなので、担当したお化粧は、手古舞と禿(はげではありません、かむろと読みます)の4人でした。
朝のうち降っていた雨も、おいらん道中の出発時刻には上がり、浅草国際通りで本職の芸者衆も加わった煌びやかな道中が再現されました。
日曜日ということもあり、沿道は黒山の人だかり。
こんな有名人もいるものだから、カメラマンもご覧のとおり。
道中が終わると浅草ビューホテルの特設ステージで吸いつけタバコのパフォーマンス(お大尽遊び)がありました。
3年くらい前になりますか、4月の八重桜の時期に浅草観音うらの一葉桜祭りでおいらん道中のお化粧のお手伝いをしましたが、この日の出演者はその時の社中で、顔を覚えて頂いていた方も何人かおいでになりました。
しかし、一時さびれた浅草が、最近は、目を見はるものがありますね。
サンバカーニバルといい、この道中といい、お金をかけていることが分かります。
折しも日本ブームということで、外国人の姿も多かったなー。
てなわけで、今回は、話に落ちがありません。
悪しからず。
おしまい